埋設された光通信ケーブル直下へのボックスカルバート施工
【動画有り】 のご紹介
山口営業所の三上です。
ボックスカルバートなどの施工時、当初想定していなかった埋設ケーブルなどで工法再検討された経験はありませんか。
埋設されていた通信ケーブルにより当初計画の通常施工が困難となった箇所において、ボックスベアリング横引き工法の採用により、構造を変更することなくボックスカルバートを施工した事例を紹介します。
施工実績紹介
発注者: | 山口県宇部土木建築事務所 |
工事名: | 一般国道490号道路改良(総合交付金・特・緊急対策)工事 第1工区 |
施工場所: | 山口県宇部市内 |
製品: | 2分割ボックスカルバート 4000×2300 |
施工数量: | L=22m |
工事概要: | 国道490号は宇部市街における慢性的な渋滞の緩和、山陽自動車道宇部ICへのアクセス性向上、緊急輸送道路として災害時等にも機能する信頼性の高い道路ネットワークとして整備が進められています。 |
採用理由: | 河川付替に伴うボックスカルバート施工において、埋設されていた通信ケーブルならびに架空線との位置関係により通常施工によるクレーン施工が困難と判断されました。 施工方法を再検討した結果、ボックスベアリング横引き工法による施工を行うこにより、大規模な設計変更を行わずに済むとともに、製造済のプレキャストボックスカルバートも活用することができました。 |
発注者様の声: | 当初想定よりもボックスカルバートとケーブルとの離隔が取れず施工方法を再検討することとなったが、ボックスベアリング横引き工法により、構造を変更することなく対応することが可能となった。 |
1.(一期施工 通信ケーブル状況)
分割施工の一期目は無事施工できましたが、次回施工予定の箇所に光通信ケーブルがあります。
計画ではケーブル直下にボックスカルバートを施工しなければなりませんが、通常のクレーン施工では吊ワイヤーが干渉して施工困難です。
2.(二期施工)
二期施工箇所の掘削が終わった状況です。
光通信ケーブルが近接しています。
3.(H鋼レール設置状況)
ボックスベアリング横引き工法 施工区間にはH鋼レールを基礎部に設置しています。
4.(ボックス吊り込み状況)
上部材の吊り込み作業中です。
クレーンでは下部材の位置までが作業可能な範囲ですが、据付位置までは距離があります。
5.(横引き施工状況1【動画】)
施工機械によりボックスカルバートを移動させていきます。
H鋼レールにはベアリング鋼球が敷き均されています。
6.(横引き施工状況2【動画】)
7.(施工状況)
無事、光通信ケーブル直下にボックスカルバートを施工することが出来ました。
8.(施工状況)
据付完了
9.(施工完了)
取付擁壁ほか施工完了です。
ご計画の際は、是非ご一報をお願いします。
製品情報
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