交通規制を最小限に抑えて通学路沿いの水路を暗渠化した歩道拡幅事例(2014年12月記事再アップ)

交通規制を最小限に抑えて通学路沿いの水路を暗渠化した歩道拡幅事例(2014年12月記事再アップ)

交通規制を最小限に抑えて通学路沿いの水路を暗渠化した歩道拡幅事例


山口県宇部市


山口営業所 営業チーム の三上です。
施工ヤードに制約がある大型2分割ボックスカルバートをボックスベアリング横引き工法で施工された実績を紹介いたします。


施工実績紹介
発注者: 山口県宇部土木建築事務所
工事名: 一般国道490号交通安全(防災安全交付金)工事
施工場所: 山口県宇部市東琴芝
製品: ボックスベアリング横引き工法
施工延長: 2分割大型ボックスカルバート5000×1600 L=109m(H25年度)
工事概要: 本物件は宇部市中心部の幹線道路である国道490号沿いに位置する東琴芝地内における歩道拡幅に伴うボックスカルバートの設置工事です。平成25年度は計3工区(L=109m)が発注・施工となりました。
採用理由:

ベアリング横引き工法は、ベアリングにより製品を水平移動して据付けるため最小限のスペースで施工が行なえます。

1.据付時以外は車道・既設歩道を供用することができる。

2.据付に伴ってクレーンを移動する必要がなく円滑な敷設作業が可能である。

が評価されました。

発注者の声: この現場は市街地で通行量も多く、また小学校に近接しており歩道は通学路となっている箇所でした。今回はプレキャスト製品の採用により場所打ちと比較して大幅に工期を短縮できたことと、横引き工法により支障物や近隣への影響を低減でき、スムーズな施工で早期開放ができました。
地図
参考断面図


参考平面図


施工写真

1. 施工状況


施工延長に対して施工ヤードはコンパクトです。
施工機械により据付位置まで移動中の状況です。同時に上流側ではラフテレーンクレーンにより製品の吊りおろしが行われています。
車道への影響は最小限に抑えられ、既設歩道は利用されています。

2. ボックスカルバート上下組立状況


上下に分割された製品を現場にて組立てます。
一体型と比べて部材の重量を低減できるため、施工重機や搬入車両の小型化が図れ、ヤードが狭い施工条件にも適しています。

3. 敷設状況


クレーンの設置場所は上流端だけでなく、下流側の埋め戻した製品上にも設置することで、歩道の規制を軽減しました。下流からの施工は予め必要本数を上流側に引き込んで仮置し、再度引き戻して施工しました。
据付完了後、製品上部は歩道(通学路)と車道の一部が整備されます。


ボックスカルバート横引き工法(NETIS:KT-990571-V)工法紹介


1. 施工ヤードが狭くても、円滑な敷設作業ができます。
2. 搬入作業(クレーン作業)と敷設作業(横引き作業)が分離でき、急速施工が可能です。
3. 従来工法に比べて、掘削幅が小さくなります。
4. 覆工板を設置すれば、地下内での作業のみとなり、上部の交通が開放できます。
5. 敷設に伴ってクレーンが移動する必要がなく、おろし場所が一ヶ所で敷設できます。
6. 高架橋、電線等の上部障害物がある場所でも敷設作業が可能です。
7. 従来工法に比べて、工費の低減、工期の短縮、安全性の向上がはかれます。
8. 縦断勾配10%までの施工、カーブ施工が可能です。
9. 台車を使用することにより、段差がある場所でも施工できます。


施工マニュアル

ボックスベアリング横引き工法の標準的な施工手順をご用意しております。

担当営業または最寄の営業所までお問い合わせください。



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