ガードレール基礎と張出歩道の組合せ同時施工で大幅な工期短縮
島根県雲南市
今回は、張り出し歩道(セーフティーロード)とガードレール連続基礎(スクラムガード)のご紹介を致します。
谷間の河川に沿った道路で歩道が無く、河川側へ張り出して歩道を設け、車道との境界にガードレールを設置して歩行者の安全を確保しました。
施工業者様の段取り、安全管理も良く短期間で設置する事が出来ました。
関係者の皆様には大変お世話になり、有難う御座いました。
施工実績紹介
施工場所: | 島根県雲南市大東町小河内 |
製品: | セーフティロードSR-20切欠き付 スクラムガードBC30 |
施工延長: | 46.5m |
工事概要: | 本道路は歩道が無く歩行者の安全確保を目的に本工事が実施されました。 |
採用理由: | 鋼製張り出し歩道との比較でプレキャストコンクリート製品が次の点で優位となりました。 ・一体構造の製品を道路側から据付けるだけなので、施工が容易 ・防錆処理や取替などのメンテナンスが不要 ・防護柵設置用の穴が設けられており、取り付けが容易 さらに、安全対策としてガードレールの設置要望につきまして、プレキャストガードレール基礎「スクラムガード」を提案し採用となりました。 |
施工業者様の声: | プレキャスト製品を使用する事で工期短縮が図れ、通行規制期間を短くする事ができました。 |
参考断面図
スクラムガードを設置するため、セーフティロードSR-20の胴込め部に少し切り欠きを設けています。
施工実績写真
1. 施工前
施工前の道路は、歩道がなく歩行者の安全対策が必要な場所でした。
2. 張り出し歩道の上にガードレール基礎ブロック
既設ガードレールを撤去し、床堀、基礎工を施工後、セーフティロードを据付け、胴込め部に鉄筋を通して胴込めコンクリートで強固に連結しました。
その上に、プレキャストガードレール基礎「スクラムガード」を設置しました。
現場は片側交互通行で通行可能となっています。
3. スクラムガード設置状況
スクラムガードは、歩車道分離の場所に設置するスリムなガードレール連続基礎です。
連結延長のバリエーションが豊富です。
BC10、BC15、BC20、BC25、BC30
例)BC10:スクラムガードを10m連結して使用します。
4. スクラムガード連結状況
製品据付後、ボルトで連結し、埋め戻して施工完了です。
プレキャスト製品ですので、場所打ちに比べて大幅に工期短縮が図れ、基礎躯体の型枠やガードレール設置用のボイド管等の紙型枠が不要となり、建設廃材を抑えることもできます。
5. 工事完了
交通規制期間を短く抑えて、安心・安全の歩道が完成しました。
スクラムガードはコンパクトな形状のため、張り出し歩道のほか、地下埋設物上にガードレールを設置する場合にも活用いただけます。
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