災害復旧・減災防災特集 『砂防堰堤』
近年、降雨が短時間に局地化・集中化し、それによる災害が激甚化しています。
この数年でも、平成27年9月関東・東北豪雨、平成28年8月北海道豪雨、平成29年7月九州北部豪雨と、毎年のように豪雨災害が発生しています。
平成26年8月に広島市を襲った豪雨では、深夜に1時間に100mmを越す累積降雨量を記録しました。
「国土交通省国土地理院 2014年報道発表資料 大雨等による被災地域の空中写真を公開」より写真引用
広島県広島市安佐南区、安佐北区の地域における空中写真
弊社、広島営業所のあります広島市安佐南区でも、数多くの人的被害や家屋の損壊が発生しました。
現在もなお、災害復旧ならびに防災・減災への対策事業は続いています。
山地に降る集中豪雨は、大量の土砂とともに樹木が斜面ごと崩れ、流れ下ります。
そして流木や土砂や瓦礫が川を塞き止め、溢れ出した水が住宅地へと流れ込み、浸水被害を拡大させます。
砂防堰堤を川や渓流の上流に整備することで、豪雨による土石流や流木を堰き止め、下流域への被害を防止・軽減することが可能となります。
大雨による土砂や流木を砂防堰堤が堰き止めた状況
GoogleMap(2017)より 広島県広島市安佐南区の砂防堰堤整備状況の一部
2017年7月、国土交通省は九州北部豪雨で大量の流木による被害を受け、流木を食い止める砂防堰堤による防災・減災対策を全国で進める方針を決め、都道府県に通知しました。
また通知では、砂防堰堤を新たに設置する場合、堰堤中央に鉄柱を立て、水を流す代わりに流木を食い止められる「透過型」と呼ばれるタイプにするよう求めています。
また、すでに設置されているものについては、透過型への改修や、鉄柱を追加で設置するよう求めています。
「透過型砂防堰堤の施工事例」
広島県:ウォールパネル
岡山県:ウォールパネル
広島県:プロテロックメーク・ピアスワンダー
ウォールパネル、プロテロックメーク、プロテロックピアスワンダーは、砂防ダムや治山ダム、または擁壁等の構築に使用する埋設型枠です。
埋設型枠として使用することで取り外しが不要となるため、建設副産物の発生を削減します。
パネル内側での作業となるため、足場を必要とせず、安全な施工が行えます。
→プロテロックメーク・プロテロックピアスワンダーの製品情報はこちら
■無人化施工(遠隔操作)に対応した取り組み
プレキャスト型枠ブロック 災害復旧時や落石等の想定される危険な現場において、重機を遠隔操作して施工を行う無人化施工にも対応したプレキャスト型枠ブロックで、現場作業の安全性が大幅に向上します。 i-Constructionにおける生産性向上ならびに省力化を目指し、鋭意開発を行っています。 ・重機の揚重方法に合わせた形状 ・位置決めしやすい突起形状で施工性が良い ・景観に配慮した粗面タイプと滑面タイプの対応が可能 ・無人化施工(遠隔操作)にも対応可能 |
国土交通省 水災害に関する防災・減災対策本部
http://www.mlit.go.jp/river/bousai/bousai-gensai/index.html
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