<世界自然遺産>小笠原諸島ロードプラスで道路拡幅

<世界自然遺産>小笠原諸島ロードプラスで道路拡幅

<世界自然遺産>小笠原諸島ロードプラスで道路拡幅


WORLD NATURAL HERITAGE IN JAPAN 小笠原諸島(東京都)


世界自然遺産に登録されている小笠原諸島の母島にロードプラス(張出車道)が採用されました。

幅員の狭小な道路を自然を残しながら拡幅した実績をご紹介します。


施工実績紹介
発注者:東京都小笠原支庁
工事名:道路改修工事(母-猪熊谷~長浜の3)
施工場所:東京都小笠原村母島字長浜地内
製品:ロードプラス1000タイプ
施工延長:28m(ロードプラス施工延長)
工事概要:

 工事路線である一般都道沖港北港線(北進線)は、母島の元地集落から北港まで南北を縦断する幹線道路であり、人や物資の移動など島民の生活に欠かせない島内唯一の路線であります。しかしながら、現道は曲率半径の小さいS字カーブが多く、幅員が狭い箇所が多く、東京都小笠原支庁では災害に強く、安全な道路を構築するため道路の改修工事(拡幅)を行っています。具体的には、道路の線形の見直しや拡幅(工事前で有効幅員約3.0mを4.0mに拡幅)を行っています。

採用理由: 道路の拡幅に当たっては、当初谷側に擁壁を設置する計画となっていましたが、土地の改変が非常に大きく、自然環境への影響が懸念されました。このため、既設擁壁を使用して、土地の改変を行わずに施工ができるロードプラス工法を採用していただきました。
発注者様の声: 小笠原諸島には、固有の動植物が多く生育・生息しています。このため、公共事業の実施に当たっては、自然環境へ配慮することが強く求められています。ロードプラスを採用することにより、土地の改変をほとんど行わずに施工が可能となり、自然環境への影響を最小限に抑えた道路改修工事を行うことができました。


施工断面図


施工前道路幅3mを4mに拡幅します。


施工実績写真

1. 施工場所


小笠原諸島までは東京都浜松町から父島まで約1000km、父島から母島まで約50km、

船で2日間かけて到着しました。

製品は、京都オオツキ工場から東京都竹芝桟橋へ運搬、竹芝桟橋から共勝丸

(材料運搬船)にて母島沖港へ運搬しました。


2. 都道沖港北港線


都道は島のほぼ中心部の山間部を通っています






3. 拡幅前後

拡幅前 現道有効幅員は3m


拡幅後 有効幅員は4mに拡幅されました。



4. 施工中の状況


事前に台座コンクリートを施工 地盤反力=900kN/m2 平板載荷試験確認済み


斜面側2.5m程度の通行帯を確保しています。



5.施工後


ロードプラスのご提案に関し、関係各位様には大変お世話になりました。

世界自然遺産の地に採用されたことは、大変光栄で名誉な事と感じています。

狭隘で、且つ用地的な制約がある道路拡幅の際は、お気軽に相談ください。






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