災害復旧・減災防災特集 『河川護岸』
近年の降雨の短時間での局地化・集中化や、以前では考えられなかった台風の進路による災害が、近年多発しています。
全国の一級水系において、今世紀末までに流域平均降雨量が全国平均で約1.1〜1.3倍になるだろうとの予測が環境庁・気象庁より示されました。
平成27年9月、台風18号による豪雨災害で、関東、東北地方の広範囲に渡り大規模な水害となりました。
「国土交通省国土地理院 岩手県下閉伊郡岩泉町乙茂の小本川の被災箇所(平成28年8月31日16時54分撮影)」より写真引用
平成28年8月には、台風10号の東北地方太平洋側への上陸、7号、9号、11号の北海道への上陸は、気象庁の統計開始以来初めての事例となり、人的にも産業的にも甚大な被害が発生しました。
「国土交通省国土地理院 平成28年台風11号及び第9号関連資料(地理院地図)常呂川_斜め写真(8/23撮影)」より写真引用
河川の流下能力を上回れば堤防は決壊し、広範囲に渡り洪水や浸水被害が広がります。
国土交通省「水防災意識社会最高地区ビジョン」http://www.mlit.go.jp/river/mizubousaivision/ に示されるように、防災・減災への意識は高まっています。
危機管理のハード対策(国交省:水管理・国土保全>水防災意識社会 再構築ビジョン>ハード対策)として、被災した施設を原形へと復旧するだけでは再度災害の防止が十分でない場合、被災していない箇所を含み、川幅を広げたり堤防の嵩上げを行ったり川底を掘り下げたり、堤防の越流水に対応できる堤防の構造の工夫等、施設機能の強化等を図り再度災害を防止する場合は改良復旧とよばれる事業となります。
以下は、弊社大型ブロック「エコボックス」による、原形復旧と改良復旧の一例です。
和歌山県東牟婁郡 道路被災・復旧工事状況
エコボックスにより原形復旧完了
広島県 国道433号 被災状況
エコボックスにより改良復旧完了
「ビオトーン」は、水中部では内部に石を詰め魚類の生息場所として、また上部では土砂や土嚢を詰め植生回復が図れる河川護岸用コンクリートブロックです。ブロックが1m2と大型であるため施工が早く、災害復旧などで多くの実績があります。
「エコボックス」は、控え長を750~4000mmまで規格化しており、各ブロックを組み合わせることで最適な擁壁断面が構築でき大変経済的です。また、擁壁の中詰材には建設発生土などをリサイクル利用し、周辺環境への負荷を大幅に低減できます。
「テトラック法尻ブロック」は、堤防裏法尻をブロックで補強するため、越水した場合には深掘れの進行を遅らせることにより、決壊までの時間を少しでも延ばすことができます。
国土交通省 水災害に関する防災・減災対策本部
http://www.mlit.go.jp/river/bousai/bousai-gensai/index.html
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