河川根固めブロックのご紹介
今回は、施工性に優れた河川根固めブロックをご紹介します。河川根固めブロックの製品規格は、1t用、2t用、3t用・・・というように製品質量で分けられています。
製品質量で分類されているため、どのブロックも同じサイズ・・・と思われやすいのですが、弊社開発製品「スクエア」は空洞を設けた形状で支配面積が広いため、一般的な現場製作ブロックと比べて施工スピードが速く、経済的になります。
現場製作ブロック2t用は製品一辺長が1.5mに対して「スクエア」は製品一辺長が2.0mと大型です。
写真:スクエア2t用
図:標準平型ブロック(現場製作ブロックの例)
(1)施工性比較
1日当たりの施工量を比較します。
河川根固めブロック2t用の据付個数は、層積みで1日50個です。(※1)
・スクエア(2m×2m) 4m2×50個→ 200m2
・現場製作ブロック(1.5m×1.5m) 2.25×50個→ 112.5m2
スクエア2t用は、現場製作ブロックに比べて、施工スピードが1.7倍以上です。
※1.平成25年度国土交通省土木工事積算基準 7章河川護岸より
1t用、3t用、4t用も施工スピードは1.5~2.1倍です。
(2)経済性比較
次に、1m2当たりの直工費を比較します。 (平成28年度岡山県単価例)
スクエア | 14,820円/m2 | (0.96) |
現場製作ブロック(標準平型) | 15,420円/m2 |
(1.00) |
スクエアは現場製作ブロックと比べて、コスト縮減が可能です。
※条件により異なる場合がありますので、詳細をご検討の際はご一報ください。
(3)自然生態系にやさしい
また、スクエアは根固めとして護岸の崩落防止や河床全体の洗掘防止などの治水機能に加えて、自然生態系への配慮が可能です。
ブロック内部に広い空間を設けており、潜水士による魚類調査を行ったところ多くの生物が生息していることを確認しています。
内部の広い空間は岩陰と同じように魚類や底生生物に利用をされています。
< スクエア追跡調査報告書 - 考察より >
瀬の中設置されたスクエアは、いわゆる流れの中にある大きな岩のような存在となっており、障害物を好む魚種や稚魚にとって良好な生息場所となっている。
特に、スクエアには内部に魚巣としての機能を持たせるために空隙部が設けられているが、この空隙内には周囲の早い流れが抑制された適度な流れと目陰部分が形成されており、岩の陰や草陰を好むカワムツにとって、格好の生息場所となっていた。また、内部に堆積している岩の隙間には、ムギツク、ギンブナ、タナゴ類も見られ、周囲に比べて良い環境となっていると考えられる。(外部委託調査 岡山県旭川にて)
施工実績
橋脚根固め | 橋脚根固め |
河床低下防止 | 河床洗掘防止 |
以上より、スクエアは現場製作ブロックに比べて次の特長があります。
<スクエアの特長>
特長1.同じ面積を施工する場合は支配面積が大きいので施工スピードが速い。
特長2.同じ面積を施工する場合は使用製品個数が少なくコスト縮減となる。
特長3.生物が生息できる空間を確保できる。
河川根固めブロックをご検討されている方は最寄の営業所まで是非ご一報ください。
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