生物多様性

生物多様性

生物多様性について

生物多様性とは

生物多様性条約では、生物多様性を「全ての生物の間に違いがあること」と定義しており、
また3つのレベルで多様性があるとしています。

生態系の多様性 種(種間)の多様性 種内(遺伝)の多様性
各地には様々なタイプの自然環境が存在し、その中で生物が互いに影響を及ぼしあっています。
動植物や微生物に至るまで、地球上には様々な種の生物が生息・生育しています。
シマウマの縦模様が千差万別であるように、同じ種の生物でも遺伝子の違いのよって個性があります。

生物多様性からの恵み

生態系は我々に4つのサービスを提供してくれます。
その基盤となっているのが「生物多様性」であり、とても大切で身近な存在なのです。

供給サービス 調整サービス 文化的サービス 基盤サービス
食糧や製品の原材料など、私達は生物多様性の恵みによって暮らしています。
森林はCo2(温室効果ガス)を吸収貯蔵して機構を調整したり、雨水を保持して洪水を制御します。 文学や芸術の多くは自然や生物から着想されています。また自然は、お花見やハイキングなどレクリエーションの楽しみを与えてくれます。 分解者の微生物による土壌生成や、光合成による植物の酸素生成、土→植物→大気→雨の水循環などは、全生命が存続する為の大切な基盤です。
供給サービス 調整サービス 文化的サービス 基盤サービス

なぜ生物多様性が重要なのか

近年、多数の動植物が絶滅の危機に瀕しています。
生態系ピラミッドに示される生物多様性の複雑なバランスが崩れると、生物多様性を構成する生物種のひとつである「人間」にも影響が与えられ、知らぬ間に生存の基盤が崩れる可能性があります。

豊富な恵みを与えてくれる生物多様性を保全するために、国・自治体・企業・国民1人ひとりができる事を考え、取り組むことが大切です。

弊社の取り組みについて

オオサンショウウオの生息空間を確保

人間による開発行為は、野生動植物の生息地が奪われるなど、生物多様性に悪影響を及ぼす場合があります。

弊社では、環境に配慮したコンクリートブロックの先駆けとなる「生棲号」を1982年に開発し、その後も生物の立場に立った製品を次々と開発してきました。

例えば、生息環境の悪化により個体数の減少が進む特別天然記念物オオサンショウウオの生息・産卵用ブロック「はんざき」は、1997年に開発されました。

兵庫県出石川の災害復旧工事では事前に200匹以上が確認され、生態系に配慮した河川改修工法の1つとして「はんざき」も採用されました。追跡調査でブロック内の生息も確認され、繁殖の期待も高まっています。


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生物移動経路の分断を解消

開発行為によって生物の生息地が分断されると、生息環境が悪化して種の存続が脅かされるようになります。

例えば、移動能力の低い生物(カエルやカメなど)は、道路や圃場に設置されたU型側溝に落ちたまま脱出できず、死を迎えてしまいます。

この対策として弊社では、1991年に生物が側溝から自力で脱出できる「ハイダセール」を開発しました。

また、水路や桝への対応として、「折り返しタイプ(林道ハイダセマス)」を開発しました。

これらの普及は、生物多様性の保全につながっています。


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擁壁の中詰材に利用して建設残土の発生を抑制

建設発生土(残土)を減らすことは、処分場に必要な土地の面積を減らすことにもつながります。環境負荷を低減し、生物多様性保全の観点からも有効です。

弊社では、擁壁の中詰材として建設発生土を利用することができる大型ブロック積み擁壁「エコボックス」を1992年に開発し、その後全国で広く活用されています。

ブロックを階段形状に積む事で緑化も可能となり、また河川護岸で用いる場合には、擁壁前面に開口のある魚巣タイプを組み合わせ中詰材を栗石とする事で魚類を始めとする水生生物にも対応ができる大型ブロック積擁壁です。


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環境負荷の少ない製品の提供

岡山県では、2001年12月に制定した循環型社会形成推進条例に基づき、循環型社会の形成に資する製品(岡山県エコ製品)を認定する制度が創設され、令和2年9月末現在で366件(153事業者)が認定されています。

弊社は当初から取り組みをはじめ、コンクリートの原材料である砂の一部を「高炉スラグ細骨材(※)」で置換して製造したハレーサルト製品など、循環資源を質量比率で4割以上使用した15製品を登録しています。

(※)鉄鋼製造時に高炉から発生するスラグを粉砕して粒度調整したものです。


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